2013/12/09

【レビュー】 THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 「MIAMI POP FESTIVAL」




Jimi Hendrix Experienceの未発表ライブ音源「MIAMI POP FESTIVAL」。
一緒にバンドをやっているジミヘンフリークに勧められ,今更ながら
に聴いてみました。

これは久々にドキッとする内容。なんでこれ今まで発表されなかったの??


未発表音源集「Peaple,Hell&Angels」発売時,エディ・クレイマーが
インタビューでスタジオ未発表音源のリリースは終結し、今後はライブ音源
のリリースになると言っていましたが,その言葉通りに発売された本作品。

ライブのイントロダクション→1曲目の「Hey Joe」でいきなりガツン
とやられます。こりゃカッコイイ。

続く「Foxy Lady」もドライブ感がスゴイ。
カラフルにリズムが変化する「Tax Free」,長尺のジャムが楽しめる
「Here  My Train A Comin'」と「Red House」と聞き所満載。

「I don't Live Today」,「Purple Haze」もヘヴィにキマっています。

このフェスは昼夜2回のショウだったらしく,「Fire」と「Foxy Lady」
のみ昼公演分も収録されています。

「Fire」は昼公演バージョンの方が勢いがあっていい感じ。

他にこの音源の特徴としては,ドラムのミックスが比較的大きく,ミッチ
の手数の多いドラミングを堪能できます。

ノエルのバッキングボーカル&ジミを差し置いてのフライング気味のMCも
バッチリ聴こえます。二人の確執は案外こんなところから始まっているの
かも知れません。

内容とは全然関係ないですが,ジャケットも爽やかでいい感じ。
背景のブルーとジミの衣装+ストラトの白がいいコントラストを醸しだして
います。


個人的にはジミヘン初期のアグレッシブ&コンパクトな演奏が好みです。
「BBCセッションズ」なんかカッコ良すぎます。

なのでこの「MIAMI POP FESTIVAL」はドストライク。
ジミの細切れのみ発表音源のリリースには食傷気味の方も多いと思いますが,
1つのライブをフルパッケージに近い内容で収録していて,エクスペリエンス
の絶頂期のライブを追体験できる本作品,おすすめです。





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