小学生の頃、ミニ四駆が流行っていて、御多分に
漏れず僕も夢中になってました。
中でも印象に残ってるのはアバンテJr.。
クリスマスプレゼントに買ってもらいました。
(父ちゃん母ちゃんありがとう!!)。
このフルノーマルのアバンテJr.がギチギチに改造された
第一世代のマシン(タイプ1シャーシ)を抜き去った
時の衝撃は忘れることができません。
フルノーマルの、という部分には理由があります。
アバンテJr.は第二世代シャーシ(タイプ2シャーシ)
が採用された最初のミニ四駆でした。
タイプ2シャーシはタイプ1シャーシと互換性がない
部分が多く、使用できない改造パーツが多かったのです。
僕がアバンテJr.を今でも忘れられない理由をちょっと
考えてみました。
1.その時点での理想を追求していた
パーツの互換性を無視してでも、ユーザからのフィードバックや、出来ることは全てやっていて、設計者の気合が
製品から滲み出ていました。
例えば以下の様な内容です。
(1)シャーシの軽量化
アバンテJr.以前はユーザがシャーシをくり抜いて軽量化
していました。僕も彫刻刀でやっていました。
(2)大口径スリックタイヤの標準装備
多くの場合、子供はミニ四駆をオンロードやコースで
走らせていました。タイプ1シャーシに付属していた
スパイクタイヤはほとんどの場合、スポンジタイヤ等
の改造パーツに交換されていました。
(3)2種類のギヤ比を選択できる
従来は標準でついてくるのは1種類のギヤのみで、改造
パーツを使用しないとギヤ比は変更出来ませんでした。
2.コスト据え置き
上記の様な改良点てんこ盛りで、価格は据え置き600円。小学生がちょっと頑張ってお小遣いを貯めて買える値段に
収まっていました。
3.何よりも速かった
発売された時点では問答無用、圧倒的な速さでした。この3点が高次元でバランスしていました。
理想的な工業製品の見本、だと今でも思ってます。
つい最近未組み立て品を手に入れました。
勿体無くて作ってないんですが、ちょっと走らせて
みたいです。
記憶の中の速さと今の目で見た実際の速さは
違うでしょうね。
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