2013/01/20

アバンテJr.の思い出











小学生の頃、ミニ四駆が流行っていて、御多分に
漏れず僕も夢中になってました。



中でも印象に残ってるのはアバンテJr.。
クリスマスプレゼントに買ってもらいました。
(父ちゃん母ちゃんありがとう!!)。

このフルノーマルのアバンテJr.がギチギチに改造された
第一世代のマシン(タイプ1シャーシ)を抜き去った
時の衝撃は忘れることができません。

フルノーマルの、という部分には理由があります。
アバンテJr.は第二世代シャーシ(タイプ2シャーシ)
が採用された最初のミニ四駆でした。

タイプ2シャーシはタイプ1シャーシと互換性がない
部分が多く、使用できない改造パーツが多かったのです。

僕がアバンテJr.を今でも忘れられない理由をちょっと
考えてみました。

1.その時点での理想を追求していた

   パーツの互換性を無視してでも、ユーザからのフィード
 バックや、出来ることは全てやっていて、設計者の気合が
 製品から滲み出ていました。
 例えば以下の様な内容です。

 (1)シャーシの軽量化
       アバンテJr.以前はユーザがシャーシをくり抜いて軽量化
  していました。僕も彫刻刀でやっていました。

 (2)大口径スリックタイヤの標準装備
  多くの場合、子供はミニ四駆をオンロードやコースで
  走らせていました。タイプ1シャーシに付属していた
  スパイクタイヤはほとんどの場合、スポンジタイヤ等
  の改造パーツに交換されていました。

 (3)2種類のギヤ比を選択できる
  従来は標準でついてくるのは1種類のギヤのみで、改造
  パーツを使用しないとギヤ比は変更出来ませんでした。

2.コスト据え置き

   上記の様な改良点てんこ盛りで、価格は据え置き600円。
 小学生がちょっと頑張ってお小遣いを貯めて買える値段に
 収まっていました。

3.何よりも速かった

  発売された時点では問答無用、圧倒的な速さでした。

この3点が高次元でバランスしていました。
理想的な工業製品の見本、だと今でも思ってます。

つい最近未組み立て品を手に入れました。
勿体無くて作ってないんですが、ちょっと走らせて
みたいです。

記憶の中の速さと今の目で見た実際の速さは
違うでしょうね。

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